2006年3月20日月曜日

SM初心者の試練

6a02245c.jpg何でも極めようとか、プロでやるのは大変で当たり前です。好きなことを仕事に出来て、それで生活してゆける・・・なんてのは理想ですが、好きだから苦労はないか?と言うと話は別。好きだからこそ挫折も出来ず、苦悩のメビウスの輪にはまってしまうこともあります。それでも続けていられるのは、一瞬の喜びが大きいからなのですが、それはいつやって来るのかわかりません。1週間後なのか、1ヶ月後なのか・・・。それでも興味さえあれば、興味だけで突っ走れてしまうのが救いです。

シオラにも純粋にSMに興味のある新人ドミナが2名、やってきました。根っからのS女さん、職業ドミナ、共存依存型・・・といろんなタイプのドミナがいると思いますが、彼女らは紛れもなく「純粋に興味のある人。」SMプレイの経験こそないけれど、時間をかけて計画をたて、SM出来るスタンスを作ってからわざわざシオラに来た・・・と言う点まで同じ。講習中から彼女らの目はキラキラ、SMに純粋に興味ある人独特の目をしていました。

「優しくコーチ、スパルタ教育、さぁ、どっちがいい?」の私の問いに「スパルタ教育」と答えた新人るかちゃん。そして、もうひとりの新人晃穂ちゃんもそのスパルタ教育に巻き込まれることになりました。(早く一人前になりたいから、私もその方がいいと晃穂ちゃんも言ってくれたので良かったのですが。)

今回の新人はタイプが正反対。純粋なSM好き、天真爛漫の2つを除いては全くの正反対なのですよ。晃穂ちゃんは脇目ふらず目標に向けて進むタイプ、るかちゃんはとりあえず考え、じっくりとりかかるタイプ。タイプは逆であれど2人とも物覚えが早くてペースは同じだし、講習中はお互いのないところを補い合ってはイイ感じで進んできました。

ところが、あることでペースは変わりました。・・・それは聖水プレイ。

聖水プレイで躓く新人は結構いる。頭の中ではしたい、出来ると思ってるし、身体も水分たっぷりとって準備播但・・・どころか、今すぐ漏れそうなくらいなのに、何故か人の顔の上に跨ると止まってしまう。過去のドミナも何人か、これで悩んでいた。(少しすればすぐに慣れるし、後には「なんでこれが出来なかったんだろう?」くらいに思ったらしいけれど。)今日のるかちゃんがまさにこの状態だった。
反対に晃穂ちゃんは「え?昨日のプレイでやったよー。」と簡単にクリア派。

昨日はシオラのパブリックスレイブが来ていたので、彼を練習台にるかちゃんに聖水プレイをやってもらうことにした。率直にいうと、スパルタ教育を選んだばかしに【居残り】させられたわけ。(笑)るかちゃんはいろんな工夫を凝らしてチャレンジするが、なかなか出ない。暫くして・・・

るか「少しだけど出ました!・・・数滴かもしれないけど。」
私 「(奴隷に)聖水プレイした!って感じする?正直に言って。」
奴隷「・・・正直なところ、あまりしません。」
私 「じゃあ、やり直し。そんなの聖水じゃないもん。今日は聖水できるまで帰さないわよ。」
るか「えーん”」

文章に書くとキツイが、なかなか楽しい時間を過ごした。るかちゃんが大笑いして止まらなくなったり、あまりにもの身体と心のギャップに初めての体験をした!と喜びだしたり。(笑)
結果、2時間以上を経て一応成功したのですが・・・もう少しで我が家の納戸に、朝まで奴隷とふたりで閉じこめられるところでした。(朝までにはトイレに行きたくなるだろう、納戸の床にするくらいなら奴隷の口にするだろうなぁ・・・という目論見。)

画像は聖水特訓中のるかちゃん。奴隷の顔の上に跨ったり休んだり、お水を飲んだり、奴隷に質問したり・・・見ていて面白かったです。