2006年10月15日日曜日
病気のコネコ
拾った子猫のことで心配して下さった皆様、どうもありがとうございます。その後の報告です。
土曜の朝、うちからあまり遠くない病院まで、ウォーキングを兼ねて歩いていました。ある高級住宅地の一角で、小さな子猫がいました。「ラグドールかビルマニーの子猫かな?高級住宅地だと捨て猫までちょっと違うのね~。まだ小さいし、もらい手が見つかるかもしれない。」そう思い、顔を覗きました。
小さなお鼻からは鼻水がツララ状態、目があいていませんでした。「あ!目がつぶれている!」そう焦った私は、近くに動物病院があったのを思い出し、連れてゆきました。
「見た感じほど酷くないわよ。拭けば大丈夫。」
ドクターが顔を拭くと、愛らしいお顔が見えました。よかった!目はつぶれてない!つぶれているどころか、赤紫とブルーの、とっても美しい瞳の色です。ベルギーの友人がビルマニーのブリーダーをやっていたので、ビルマニーはよく見たことがあるのですが、その種類のある色の猫と同じ瞳の色です。
美形さんなのでびっくりしました。これでシャンプーしてきれいにしたら、立派な貴公子です!!
それでも子猫の体はノミだらけで、ウィルスの病気にかかっているようでした。(ちなみ男の子)抵抗力があれば発症せずに普通に生活できるみたいです。ただ、まだ2ヶ月になるかならないか・・・くらいみたいなので、今後のケア次第かもしれません。おそらく病気になったので捨てられたのではないかとのことでした。
・・・なのに、人間大好きで甘えん坊。うう、むなしい。とりあえず、薬をもらい、ケージを借りて連れて帰ってきました。
問題はベント。大型犬である彼にノミなどついたら半端じゃない大事になる。何が何でも接触させるわけにもゆきません。しかし・・・ベントは猫が大好きである。興味を持たずにおとなしくしてくれるかどうか?・・・うーん。それに、我が家に連れて帰って、どうやって接触させずにいられるのだ?
1階はキッチン&ダイニング。ベントの餌をあげる場所でもある。2階は寝室。留守の時はペットを入れないことにしている。(ベントがベットにあがって悪戯したことがあるし、私はアレルギー体質なので用心している。)3階は書斎&リビング。こここそベントが日中、我の縄張り!と言わんばかしに過ごしている場所である・・・。都会の家なだけあって、積み上げただけで各階は広くないし、ベント一匹がいるだけで一杯って感じ。
うーん・・・ベランダか屋上にいてもらうしかない・・・。喜んで子猫のいるケージに寄ってくるベントを追い払い、接触させずにベランダにおいた。しかし、可愛い。猫の後頭部って好きなんだよね。
その日、私は病院を終えたら午前中から深夜まで仕事がびっちり。猫のお世話をしてあげる時間もありませんでした。なので、慌ただしく出かけました。夕方、寒くなるであろう前に毛布をかけてあげようと、仕事を中断して帰宅する途中、SOSを出してあった猫好きの友人が電話をくれました。「時間ないでしょ?看てあげるよ。」と子猫を預かってくれました。
その日は鳴いてばかりの子猫でしたが、今日は少し落ち着いてきたそうです。そして、もう少し落ち着くまで面倒を見てくれると言ってくれました。
落ち着いたらとりあえず血液検査、必要であれば他の健康診断もしっかり済ませ、治療できることならして健康にしてあげます。無事に飼えるようなら里親探しをするつもり。半年過ぎないと(歯がはえ替わる頃)去勢ができないので、去勢代をこちらが負担するという条件で長く可愛がってくれる人を探すつもりです。
今の状態は猫好きの友人に押しつけっぱなしの状態なので、私にできることと言えば、せめて病院代を負担することぐらいです・・・節約するか。この際、徹底的に治してあげるからね。元気になろうね、子猫よ。
しかし・・・この間は亀を拾って、今後は猫かぁ。しかも、亀は妊婦で猫は病気。神様、来年は1千万くらい拾わせて下さい。(切実)それが無理ならイイ男か、モニカ=ベルッチが拾いたいです。あ、あくまでも現金が第一希望です。・・・来年の抱負。
「来年こそお金のかからないものを拾いたい。できればお金を生むものを拾えますように。」