一昨日、死にまつわる重い話を書いたせいか、その夜、とっても不思議な夢を見た。
お世話になっているある師匠(どうお呼びしてわからないので師匠とさせていただきます。)が私の夢に登場なさって、カウンセリング?のように話をしている。
「死ぬのが怖いか?」
「怖いですよ。やっぱ。」
「じゃあ、死ぬってことを体験してみたい?こわくないよ。」
「してみたいです。」
・・・みたいな流れで、私は死を体験することになりました。
「口をあけたままにして。」
私は椅子に座ったまま、口をポカンと金魚みたいにあけていました。
師匠が腰を指圧するみたいに押すと同時に、意識がすっと無くなりました。水の中に意識が沈むみたいになって、闇に包まれました。深く深く沈んでいったのですが、思ったより居心地がいい。
小学生の頃に一度だけ体験したことのある幽体離脱に似ていました。
私の意識が沈んで暫くしたら、誰かが人工呼吸をしたようで、息が肺の中に入ってくるのがわかりました。
師匠が「おーい、生き返らせすぞー。」と呼びかけて下さいましたが、意識の中で、「こんな気持ちよく死ねるなら、今、このまま死にたいです。」と答えていました。
師匠は生き返らせようとしていたけれど、私は「こんな気持ちよく死ねるなら、このまま死んでおこっと。」となかなか気軽に考えていました。
そこで目が覚めました。すごく不思議な夢で、死への認識もかわりました。
師匠が遠くから何かしてくれたのでしょうか?(笑)
子供の頃から何度も繰り返し見る夢があります。
ひとつは古い船にまつわる夢、もうひとつは海の中を泳いでいる夢。
沈んだ都市なのか、古い宮殿の跡、天使や壊れたヴィーナス像のような置物が海の中にあり、私はそれらが懐かしくてたまらない。
透明で日差しの模様がゆらゆら動いていて、海水は温かい。そんな深くはない水面をとっても気持ちよく泳いでいる懐かしい夢です。
ひたすら白い砂に浮かぶ日差しと波の模様と、壊れた石像?などが海の中が見えるだけです。
死ぬってことは、闇に包まれているだけで、それに似ていました。思ったより、怖くないかも。・・・単純だね、私。
それにしても、不思議な夢ね。