みつみね神社に行ってきました。
仕事のスケジュールの関係で、出発したのが夜遅く。そのせいか1時間半ちょっとで秩父に到着しました。
1時間半走っただけで、そこは別世界。お隣の埼玉県だとは思えない手付かずの自然。驚きました。
近場のバカンスと言えば、ここのところ箱根や湘南方面が多かったのですが、こちらは手を入れ、洗練された自然という感じ。スーツケースにドレスを一枚用意してゆきたい雰囲気。
しかし、今回訪れた秩父は正反対で、人間の手付かずの、人間に媚びない自然がたくさんという感じ。野性的と言えば良いのでしょうか?現に野生のお猿まで見ちゃったし!
到着したのが深夜ということもあり、夜空にうっすらと見える山や木のシルエットが自然の雄大さとなって、迫ってくるようでした。山の中の小さなホテルの明かりが安心感を持たさせてくれました。
(ちなみにこのホテル、ロケーションもサービスもお食事も最高でした!)
翌日、お昼にみつみね神社駐車場で、この神社の存在を教えてくれた友人達と待ち合わせしました。
霧に包まれたみつみね神社。これだけで神々しく幻想的。不思議な世界に迷いこんだみたい。
みつみね神社にはたくさんのオオカミ像があります。
そのタイプはいろいろ。日本オオカミに近いものから西洋のオオカミのようなもの、狛犬に似たもの・・・何種類もありましたが、画像は最も西洋オオカミ=ベントに近いものをアップしました。
神社の中の博物館で「日本オオカミ展」開催中。面白かったです!
オオカミの絵も展示してありました。オオカミの分布図なども興味深かったです。
絵のオオカミ達が印象的だったのか、帰宅したその夜の夢には、みつみね神社の御札のオオカミが出てきて目が覚めたのでした。
驚いたのが日本オオカミの毛皮。日本オオカミは小さいと聞いていたのに大きい!
日本オオカミの大きさについてはいろいろ討論されているそうですが、毛皮を見た感じではじゅうぶんベントに近いくらいの大きさはあるような?
西洋オオカミよりは小さいけど、言われているほど小さくはないんじゃないかな?
毛皮の撮影は禁止なのでできませんでしたが、ご興味ある方、11月まで開催されているようなので是非足を運んでみて下さい。
この画像は川上犬。日本オオカミと犬をかけてできたといわれる犬種。
2年前かな?上野動物園に川上犬の赤ちゃんがやってきたので、見に行ったことがあります。
川上犬の長毛は日本オオカミにそっくりだとか。いつかハイブリットウルフと生活するつもりですが、川上犬も考えちゃいます。最近やっと絶滅を免れた犬種らしいので、大事に飼いたいなと。
しかも、お米とお味噌と煮干を常食、贅沢な食事は受け付けない・・・と言うあたりが気に入った!(笑)
オオカミ展の売店で川上犬の本も売っていました。詳しくお知りになりたい方は是非どうぞ。
こちらも大変興味深いお話がたくさんです。
驚いたのがみつみね神社の祝詞。参拝に向かったらどんどんどんどん・・・と早い連打の太鼓の音。響く祝詞の声。今まで聞いた祝詞と全然違うんですよね。イメージは「地」と言う感じ?手を合わせていた一瞬うちにトリップするかと思いましたよ・・・いえ、本当に。冗談じゃなく!
この日、秩父の三大神社を回ったのですが、どこにいっても太鼓と縁のある一日でした。
秩父神社の「つなぎ龍」というお話があるのですが、暴れる龍を退治するのに飾りの龍に鎖をかけたら、何故か暴れ龍が現れなくなったって話で、神社脇の龍には鎖がかけられていました。ちょっとSMチック。
オオカミ信仰が残る土地ということもありますが、秩父の土地自体が独特で、とってもお気に入りの土地となりました。近くにまた行きたいと思います。
・・・というか、オオカミ信仰の残る土地めぐりって面白そうですね。
日本オオカミ・・・明治39年を最後に絶滅したと言われていますが、賛否両論ではあるものの、そうかと思える獣が撮影されたりもしている。その存在に壮大なロマンを感じて止みません。