2011年1月13日木曜日
人間による人間のつくり方
タイガーマスクの伊達直人を名乗る人物から、
日本各地の孤児院にランドセルや現金が送られている。
ニュースによると、伊達直人の正体は60歳過ぎの優しそうな紳士らしい。
私はTVを観ないし、たまにYahooにログインする時、
ニュースに目をやる程度なので、
世間からずいぶん遅れてそのニュースを知った。
彼の行動に感動して、多くの人々が孤児院に寄付を始めたらしい。
良いことは真似をしたいが、なかなか出来ないこと。
多くに人々に腰をあげる決意をさせた伊達直人は
孤児院の子供たちだけにではなく、人間の心に何かを寄付した。
私事で申し訳ないですが、微々たる額だけど、
動物のボランティアに定期的に寄付している。
お金は生産性のあるものであると同時に、使い方を誤ると武器にもなる。
きれいなお金、きたないお金という言葉があるけれど、二面性がある。
私は本来、SMは職業にすべきでないと思っている。
でも悲しいかな、プライベートで行っていたことが、
好きすぎてエスカレートして仕事になって、仕事か趣味かわからなくなり、
今こうしている。まさか自分がこういうお店をやるとは思っていなかった。
��Mクラブは働く、お客で行くと楽しいところであって、
経営したらつまらなくなると、経営者を見て思っていた。
��私は最初はSMクラブのお客でもあり、奴隷と一緒に遊びに行っていた。)
だから、絶対自分では店はやらない!と断言していたんだから。
私たちの得るお金は、基本的には欲望に乗ったお金。
心あるいいセッションが行われればきれいなお金になるし、
そうでなければ汚いお金になりえることもある。
また、一種の残酷が存在しなければSMは成立しない。
欲望に乗ったお金の位置づけは微妙だ。
それを浄化するが如く、寄付をするわけですが。
だから、偽善と言われても私は否定しません。
ただ、人間という害虫が地球を荒らして動物を絶滅させたり、
身勝手な理由でペットを捨てたりするので、
少しでもお役に立てればいいと思うのです。
ボランティア、寄付・・・と言うと偽善者ぽくて何だかいやだけど、
現実的に物質に困っている人がいるんだからやらないよりはいい。
政治家や企業、有名人の売名の寄付やボランティアであろうが
助かる人がいるんだからいいじゃない。
私がTVやネットをみないのは大抵が自分に必要でなかったり
スキャンダルや下らない話、心が痛む出来事が多いから。
親が子供を虐待の末に殺した、子供が親を殺した・・・
そんな事件が多々あるのだから、目を背けたくもなる。
マザーテレサはすごく冷たい面も持ち合わせていたという。
自分の心が折れてしまうことは避けていた・・・ということらしい。
心が折れてしまえば、手を差しのべることができなくなる。
心あたたまるニュースならいくらでも観る。
結局、人間の強さも弱さも、人間よってつくられる。