2013年12月17日火曜日

恋愛や結婚でパートナがSか?Mか?は大切か?

よく受ける質問のひとつに
「リエさんはドミナだから、
恋愛や結婚のお相手はやっぱりマゾですか?」
というのがあります。
SMマニア、ノーマル問わず、多い質問です。

先日【Bar AMARCORD】でお会いした
昔から知る日本人のM男性と
フランス人M男性とお話しました。
彼らはおふたりともロマンチストな紳士です。
毎回感心するのですがM男性というのは
本当に知性的で感性豊かな方が多いですね。


彼はドミナと結婚することを夢見てきましたが、
愛する奥様はノーマルで、
ドミナとの結婚はあきらめたそうです。
会話の中で
「リエさんが奴隷と結婚しなかったら、
SM結婚はやはり夢、あきらめるしかない」
くらいの話になりました。
その時、その会話に違和感を感じており
率直な私の意見をお伝えできずに終わりました。

何故か腑に落ちないなぁ、と後に考えました。
彼らの考えに不満はない・・・どころかよくわかる。
��男性の憧れの中にドミナとの結婚があるのは
とてもよく理解できるし、こういう私も
かつてはM男性と結婚を夢見ていました。
��その失敗話は後にでも。)
でも、違和感が残るのです。

後に考えていてわかったのです。
お相手がマゾかサドかなど、
私にとっては些細なことになっていただけなのです。
��でもMでもLでもNでも何でもいいわ。

本当に相手を責めたいと思えば
譲ってもらえる範囲、怒らせない範囲で
お付き合いしてもらえるかもしれない。(笑)
でも、そうしようとも思わないかも。
常に奴隷は抱えているので満足しているし。
とにかく、私の脳みそが男性に近いのか、
それはそれ、これはこれ、なのである。

私は器の小さい男が嫌いなので
奴隷を持つ程度の細かいことも言われたくないし。
20年来の奴隷は生活必需品と同じ位置づけ、
いないと困る。
私の老後に奴はいないだろうけど
奴の老後のお茶のみ友達にはなってやろうと思う。

やはり大切なのはどんな場合も人間性と相性、
一緒にいて楽しいこと。
��性、M性は自分で支配するものであり、
たかがS性、M性に振り回されたくない。
しかし・・・
されどS性、M性だ。

私の人生の大きなテーマでもある
「人は何故サドになったりマゾになったりするか?」
には振り回されてきた。
��性にもM性にも振り回されなかったが、
このテーマに振り回されてきた。
その答えを見出した時に、
憑物が取れたように突然すっきりした。
納得の答えが、私自身の遠い記憶の中にあった。
長い時間を費やしてきたので
大袈裟に思いたかったけど、
大した答えではなかったわね。

支配者の源は
鎖と螺旋の成す輪廻の中にあった。
私は無宗教のはずなのに
サムサラの心地よさを知った瞬間。
え?
その答えは間違っているかもしれない?
それでも落胆することはあり得ない。
神が善か悪かを審判するという考えすら
私の中にはない。
私が納得して、かつ、
継続した爽快感の中にいるからいいのだ。

そんなわけで
恋愛や結婚においてパートナーがSかMかなど
私にとってはどうでも良いことになった。

In English---->[here]
これ英訳するの、超難しかった!
スタッフに添削してもらい、助けてもらったわ!
難しいテーマについて書くもんじゃないわね・・・