真珠ちゃんと馨子ちゃんが4周年を迎えました!
ふたりとも週4日の出勤で4年ですよ!過酷なこの世界で、これだけ継続するということは凄いことです。これは何かお祝いをしたい!・・・ということ悩みました。オーダーの革手袋にしようか?旅行にしようか?エステにしようか?・・・といろいろ候補をあげました。旅行やエステもいいけれど、これだけ継続してくれたことを思い出に残したい!と思い、手袋にしました。しかし、オーダー手袋のサイズを測りにいけばシークレットプレゼントじゃなくなってしまうし・・・と言うことで、やっぱりいつもの「アレ」にしました。
いつもの「アレ」とはエルメス。ドミナ達に大切な記念日のプレゼントしたい時に頼りがちなお店です。エルメスの手袋なら私と同じサイズで大丈夫なはず。
もう13年も前の話ですが、私が新人ドミナだった頃、奴隷からオーダーのエルメスの鞭をプレゼントしてもらいました。しかし、不注意で盗まれてしまいました。今、持っているオーダーの鞭はそのエピソードを知った奴隷がプレゼントしてくれた2本目です。あれからもオーダーの物ではないけれど、何本がエルメスの鞭を買いましたが、またそのうちの1本を失ってしまいました・・・涙。
パリのエルメスには日本のお店とは違い、鞭のコーナーがあり、鞭がたくさん並んでいます。少ないお小遣いを捻出して、衝動買いしてしまいそうになったことが何度かありました。でも、また失うのが怖く、鞭売り場を暫く訪れることはなくなりました。しかし、何年か前の私のお誕生日にシオラのみんなが協力しあってプレゼントしてくれました。
忘れていた気持ちを思い出したような気がしました。入店1年目にエルメスの鞭をプレゼントする・・・と言うのは、これがきっかけで始まりました。このきっかけを作ってくれたドミナには感謝です。
何故私がエルメスが好きか?と言うと、クオリティの高さ、チームワーク、チャレンジ精神、時代を受け入れる柔軟な対応・・・と私が欲する全てを秘めているからです。
スカーフやバックのイメージがあるエルメスですが、元は馬具メーカーです。当時の馬具は馬への気遣いが行き届いていないもので、革が擦れて痛い馬具で、馬の走りにも影響が出ていたそうです。エルメス兄弟のうちのひとりは職人肌。その革を加工し、馬にとって心地よいものに作り替えました。
他の兄弟は先見の目と商売に長けており、時代が馬車から車へ移り変わるにあたり、商売をどのように展開するかを悩みました。それから革の技術を活かし、ハンドバックや手袋も展開していったのです。
他にも「昔の」シャネルも好きですが、時代に応える柔軟性と人の立場にたって展開していったココ=シャネルのデザインの斬新さが好きだからです。ひとつの例で言うと、職業婦人の手がふさがっている不自然さを感じたココがショルダーバックを考え出しました。
このように好きである理由があり、プレゼントにはドミナへの思いをこめています。いつか、真珠ちゃんも馨子ちゃんもシオラを去る時がくる。そして、手袋も使い込まれてボロボロになる。それでも味が残ってて、「あんなことがあったなぁ」と今現在頑張っている自分を、未来でも肯定してくれればと思います。
真珠ちゃん、とっても気にいってくれました!
馨子ちゃんは馨子ちゃんらしい驚き方をしてくれました!