2006年12月2日土曜日
芸術は欲望なり。
去年に続き、今年もラスベガスでシルク・ド・ソレイユ三昧といきたかったけれど・・・愛犬の手術でやめることにした。
でも、シアターについては日本でもじゅうぶん堪能している。少し前も「アクロバット白鳥の湖」近いところでは「ソワレ」などを楽しませていただいた。後半のチャールストンは自分も踊りたくなり、体がソワソワした。いつもお世話になっているフィジカルトレーナーが「ソワレ」のダンサーのメンテもなさっているのだけれど、会場でも偶然お会いすることができた。こういった裏で活躍なさる方がいてこそ、表舞台が華やぐということを改めて感じた。
ついこの間、フィリップ=ドゥクフレの「ソロ」を観てきた。有名なダンサーだけれど観に行くのはお初。結果、行ってよかった!!思いがけない演出に、観ているだけでも枯渇したアイデアすら蘇すこともできそうなパワーを感じた。トラディショナルとアバンギャルド。もちろんアバンギャルドなんだけれど、ユーモアの中に染みついたフランス人らしさもあって、ただ新しいだけでもない。・・・何て言えばいいのかわからないけれど。
やっぱ世界を知らなきゃダメだなぁと痛感した日でもあった。世界中にいいものが溢れている。もちろんこの日本にも。死ぬまでにいくつの芸術に触れることができるであろうか?
そう考えると・・・やっぱもう一度アルマ=ダデマの絵画をかたっぱしから観ておきたいな。エルテの手の届くものは買っておきたいな。昔の江戸切り子ガラスをひとつくらいは欲しいな。・・・など欲望が渦巻くのだった。芸術は欲望なのだろうか?うーん。