シオラのドミナ達のブログや会話で見られる、丁寧な言葉遣いやお嬢様言葉について、普段からそのような言葉を使っているのですか?というご質問をいただきました。
ドミナの皆様、ブログなどはとくに丁寧に記しているようですが、普段から美しい言葉を心がけていらっしゃることは間違い御座いません。
言うまでもなく、私が一番口が汚いことを断言致しますわ!!(笑)
自分の事はさておき、ドミナを取り巻く全てのことに気を遣っております。いわゆる環境作りですね。
環境が人を作る部分もあると存じますので、お互いに高めあえる状態を継続することには、たいそうこだわっております。
・・・と申しましても、常に向上心を強いられるような状態=ポジティブ病の罠に陥らないようにも、気をつけてはおりますが。むやみなポジティブ精神は、きっとどこかでしわ寄せが来るものですから。
昔のお話ですが、内々でお嬢様言葉が流行っておりました。
彼女らがリアルお嬢様女子大生であったのか、単なる流行であったのかは存じませんが、ご挨拶は「ごきげんよう」、とにかく「ことのて」が乱発されておりました。
思えば当時からジェンダーチェンジ願望を秘めていた私は、「ことのて」より、男の子と話していた方が言葉遣いも内容も合っていたし、そうしていましたけどね・・・。
今も気をつけていないうと、すぐに男言葉になっちゃうし。
さて、お嬢様言葉。
これについて誤解なさっていらっしゃる方がほとんどのご様子。
決して気取った言葉でも、お上品な言葉でも御座いません。
むしろ昔はクラスある女性はお使いになられなかったのではないでしょうか?
知識層からは下層階級、下品な言葉遣い、乱れた日本語だと批判されておりました。
では、どうしてそのような言葉が山の手のお嬢様言葉として残っているのでしょうか?
鹿鳴館の時代の大臣職には、芸者衆を奥さんにもらった人が多くいたとのこと。
彼女ら元芸者衆の使っていた言葉、江戸の山の手の芸者言葉が、お嬢様言葉の起源だと言われております。
こういったことは洋装史から学んだので、どうしてもトータルコーディネートを考えてしまう。
��しかも、上記のことが本当に正しいのかどうかも不明です。)
また、大正、明治、昭和初期は私の好きな時代でもある。
鹿鳴館、MOGA、アールデコ&ヌーボー、モダニズム・・・そんな響きを思わせるお嬢様言葉は嫌いじゃない。
ギャル系やOL服にお嬢様言葉ではバランス悪過ぎるから、やっぱりファッションはモダンガールで。
決してお上品な言葉ではないけれど、斬新で、女性の自立が始まった背景もある。何よりも雅やか。・・・そう考えるとドミナにお似合いの言葉なのかもしれない。
これらの言葉は多くのドラマや文学に残り、皆様も親しんできたことでしょう。
もっとお知りになられたいのであれば、吉屋信子著「花物語」をおすすめ致します。
中原淳一さんの画がレトロでタイムトリップしてしまいますよ。