有末剛先生のご本、『緊縛師A 恍惚と憂鬱の日々』のご紹介です。
声を出して笑えるかと思えば、時には洒落にならないエピソードもあり。スピード感溢れるエピソードの数々にのまれて、1時間で完読。途中で読むのを止められない！
続きが気になって仕方なくなること間違いなしだから、たっぷり時間のある時に一気にどうぞ。
BDSMという世界に関わってきて、自分自身も常識じゃ計り知れない感覚の持ち主であることも自覚しております。（というより、自分で自分が常識人であることや正常をうったえる人々こそ、業種関係なく変でしたけど。笑）
しかし・・・この本の登場人物には負ける。（笑）でも、要領悪くて素直で、可愛い人ばかり。みんな、性にも素直なんだよね。
主人公に激しくその波が押し寄せるのですが、さらっとしていて全然重くない。普通なら大事なエピソードばかりなんだけれど・・・。私ならパニックになっているかもしれない。
登場人物で誰のファンかというと、主人公の奥様。腹がすわってて、そこだけ磁場が違う。
妻のあるべき姿という感じでクール！小さなことで悩む、うるさい奥様にも読ませるべき。（笑）
一家に一冊、夫婦円満のバイブルのどうぞ。
