2009年2月13日金曜日

ドミナスクール新カリキュラム “Beauty lesson1”

12年前、ラ・シオラがオープンした当初、プレイスキルの本格的講習を行うクラブは少なかった。

本格的なプレイスキル講習を開始してみたものの、細かく教え過ぎても無個性に、放任すぎても自らの魅力に気がつかなすぎる・・・などに気がつき、年月を経て、程良いプレイスキル講習内容が出来上がった。
ドクターや東洋医学関係者から得る衛生や安全性は省けないけれど、結局、最低限の手助けをして、それ以上は自主性に任せるという結果になる。最終的にはかなりシンプルな内容に落ち着いた。

あれから講習制度を設けるクラブが増えたけれど、今も昔もクラブのドミナ教育システムに目立った変化はない。講習というのは決まってプレイスキル。

ラ・シオラが目指すドミナ像。
女性的魅力、人間性、それぞれの個性と感性を重んじたSM観&アピール(プレイスキル)、3つのバランス。
更に高めてゆくにあたって、何が必要だろう?と考えた時、女性的魅力の重要さだって省けない。
プレイスキルを磨くように、バランスよく磨くべきではないか?って。
プレイスキル講習をしているところはあっても、違うアプローチでの講習をしているところがない。

でも、女性的魅力って?

母性だって、ナイスバディだって、お料理が上手なのだって女性的魅力。
さてさて、一番わかりやすい女性的魅力って何だろう?

女の子に「今日のお洋服似合っているね。」「目が魅力的ね。」と言えば、きっと彼女はいつもより楽しい一日が過ごせる。
努力したり、はりがある毎日で生き生きしていたりすると姿勢が変わる、目が輝く。そして余裕が出て、人に優しくなる。
それは全て姿勢にあらわれる。
人間だから背中を丸めて閉じこもりたい日もあるだろうけれど、背筋がのびた日を何日人生の中に増やすか?だけで、大きくかわる一歩のように思えてくる。
形から入るのだって大切。何もしないよりしてみないと。

美しく振る舞う、美しく魅せる、それがどんなに重要なのかを気がつかせてくれた友人。
それがきっかけで始まった【ドミナスクール新カリキュラム “Beauty lesson1”】
まずはウォーキング&ポージング。

Lesson1でポージングまで出来ると思ったのは大きな間違いだった。ウォーキングの初歩で2時間を終えた。
正しく立つ、正しく歩くことの難しさと、健康の大切さを全員が痛感した一日だった。
美のタイトルを持つ素晴らしき講師が、優雅に振る舞い、歩き、具体的な目標を掲げて下さった。


毎日のちょっとしたケアの指導。
些細な動きでも、自分の身体だというのに思い通りに動けないことに気がつく。
まず自分の身体を自由自在に使えないと、M男性の身体を使いこなせないのではないかしら?(笑)
身体の動きのポイントって、縛るにしろ、責めるにしろ、大切だと思うんだけれど。常に相手の動きを計算&想定して責めるわけでしょ?
シオラーズの皆さん、思った以上に筋力と柔軟性が足りない。晃穂さん以外は要運動と指摘あり。


身体の軸をとるのはなかなか難しい。
私から見た感じでは皆さん、インナーマッスルが弱いのかな?
鞭を打つ時、インナーマッスルは結構大事なんだけどな。(笑)


ただ歩くだけなのに全身の筋肉がバランス良く使えない。動きがかたい。
講師が歩いて見せて下さったのだけれど、本当に優雅。


プレイスキルをひととおり得て、一段落したドミナたちにも次の課題が投げかけられた一日でした。
ドミナスクール。まだまだ勉強せねばならないことはたくさん。
だって、授業のカリキュラムができていない学校ですもの。まだまだ新分野ですからね。

今回は自由参加だったけれど、ほぼ全員参加。
そして、次はいつやるの?という質問まででて嬉しい限り。
たまにはこうしてみんなで身体を動かすのもいいよね。密室から離れて。
元気に楽しく、そんな努力なら惜しみなくするわよ。