2021年4月2日金曜日

コロナ収束後のBDSM 華麗なるギャッピー By Rie Asagiri

前回のブログで、
アールデコについて書き、
次は華麗なるギャッピー。
{前回のブログはこちら}
なんでBDSMと関係あるんだ?
と思うでしょうが、あります。
今日は長いです。
3日間くらいで読むといいです。笑

****

10年後の日本のBDSMは
衰退のレールにあると思ってる。
日本はもっと貧乏になるだろうし
ある人が言った言葉、
「ユニクロで育った世代に
理解できる世界観じゃない」
に考えさせられた。
否定したいけど否めない。

いわゆる「女王様」が
プレイのコスチュームを着て
位置づけをわかり易くするのは
欧州の階級社会の名残。
(日本人の想像以上に
欧州は階級社会だと感じた)
こういう感覚は
BDSM独特の空気感を作るに
非常に大切なものと考えているので、
それが感じられなくなるとは致命的!

「女王様」のAmazon乞食を
嘆く人も多いけど、
若い女性なら物欲があるのも自然。
ファイナンシャルドミネーション、
貢ぐのが好きなマゾもいるので、
あれはあれでお役立ちの
プレイ道具であろう。

私はユニクロ着ますし、
Amazonほしいリストも否定しない。
欲しいものが全部ルブタン、
全部鞭であればカッコいい。
でも、Amazon乞食を
嘆くというセンスは大事な一線!

BDSM…
少し背伸や無駄、
かっこつけるのも必要な世界。
でも日本が向かってる先は真逆。
背伸びする余裕がなくなったら
BDSMの世界は廃れるよね。
見たこともない、
夢見たこともない、
思い描いたこともない世界では、
表現することも
目指すこともできない。
ごく一部の高みを知る人、
背伸びと無駄が許される人だけの
遊びになるかもしれない。
昔に戻るだけだから、
これはこれで良いのでしょうが。

日本ほど安く、美味しいものが
食べられる国は他にない。
人口当たりの飲食店の数は世界一、
NYの5倍、香港の8倍とか。
安いお店でもサービスが良い。
(エスカレートしすぎだけど)
1000円以下でランチが食べられる、
最近は500円定食もあるし、
異常だ…という話になった。
お話のお相手はシンガポールの住人。

日本では高額なお店でなくても
一定レベルの満足が得られる。
この感覚って、BDSMとは反対なのよね。
そこそこで満足という感覚が
エスカレートすれば、
BDSMはやる以前に理解できなくなる。
(と思う)

そこそこ満足世界は
みんな一緒なら安心…という
日本人の国民性に合ってるよね?
世界から見て貧乏だとしても
みんな一緒なら怖くない。
だからBDSMは
衰退してもおかしくはない。

SMやるなら今。
コロナ収束後を見越して。
というのも、
華麗なるギャッピー2022に
なるかもしれないから。
(2023か2024か知らないけど)

第一次世界大戦から解放、
直後にスペイン風邪、
禁酒法の抑圧と反動。
第一次大戦後、
アメリカは景気良かったらしい。
パリピがハチャメチャに狂乱。
コロナ収束後、
そうなるのかわからないけど、
賭けてみるのもいい。
庶民へのおこぼれは不明だけど、
好景気な一定の層と解放感で
一時、湧くかもしれない。

近い未来でいうと、
SMが面白くなるのは「そこだけ」かと。
後は緩やかに下降を辿るのでは?

華麗なるギャッピーが
ぱっ!と散った後は、
ポルトガルになればいい。
アルゼンチンでもいい。
中途半端に散らず、
いっそのこと終わった方が
新しい文化が生まれて良い。
その中にBDSMがあるかもしれない。

コロナ後に華麗なるギャッピーが、
狂乱時代が来るなら楽しみだ。
株の世界ではこちらになると
読んでる人も多いらしい。

プロとしてBDSMの世界へ
踏み込むことを考えている女性は、
今から力を蓄えておくか、
コロナ収束後を見越して動く事を
おすすめする。
(はずれても責任は持ちません 笑)

コロナの影響が生活に
支障をきたして1年以上。
蓄積したストレスをみんなが抱えてる。
先々への不安もある。
それから開放されて狂乱へ…
疫病、戦争、その他諸々、
試練の後には狂乱、爆発。
人類ってこんなことを
繰り返してばかり。

時代が変われば
SMプレイ道具は変わるし、
時代に合わせた強弱もあるけど、
サドマゾの奥はいつだって同じ。
ただ、狂乱の時代に
プロのドミナをやるなら、
それなりのパワーとセンス、
遊び心が求められるでしょう。

このお話を書いたついでに
La Sioraの求人も。笑
随時ドミナを募集していますが、
自分を綺麗なだけの
位置に置きたいお姫様願望の
女性は当店に向きません。
踊る阿呆になれる、
旋風にマゾを巻き込む
パワーや何かがないと。

最小限度の力と時間でかかわって
効率化したい、合理化したい、
という女性もBDSMとは合わない。
遊び心や有り余るパワーは
無駄が8割だからです。
本業がある方は100の力を
50と50にするのではなく、
本業にも遊びにも100注ぐ世界。

La Sioraでのお話になりますが、
当店のドミナが書いている
ブログは義務ではないですが、
表現したいことが溜まって
外に出したくなるのを待ってる。
疑問、思考のぐるぐる、日常、
パワーの爆発、マイブーム…
何でもいい、何かが膨らんで、
だから書くのを。

完璧主義が故に、
文章を書いては削除する…
を繰り返してるドミナもいます。
言葉にならないまま、
ブログは残らないまま、
削除を繰り返す。
書くことで気持ちが整理できた、
でもブログにならず、終わった…
という話も結構ある。笑
そんなプロセスも
私としては読んでみたいけど。
ブログにならなくても、
そのドミナが何かに対して
真剣に考えた、まとめようとした、
ということに意味がある。
こんな苦労なんて、
大人になってから滅多にないでしょ?

ブログやリレーコラムを書くこと、
これも非合理的で時間を取られて
無駄かもしれませんが、
遊びとしてとらえる余裕は欲しい。
遊びに合理性や効率性は
求めませんから。

最低限のスキル、
自分の顧客にあったお道具や衣装、
そんなものはプロとして当たり前。
プロ野球の選手がバッドやグローブを
買い惜しむなんてありえないでしょ。
素人S女性相手では
満たせない事を実現化する為に
クラブを訪れるマゾも多いので、
プレイスキルも重要です。  


以上、最低限のことを満たした上で
一生懸命 遊ぼうとする人、
マゾに遊ばれるのではなく
マゾを遊ばせようとする人、
マゾで遊ぶ人を、
狂乱の時代のドミナとして
求めております。

マゾの欲とパワーはすごい。
それ以下のパワーでは
消耗して終わってしまいます。

S女性の皆様、
栄養つけて鍛えて、備えて下さい。
今現在、生のある人類最後の
Happy BDSM Lifeのチャンスを
お見逃しなく。

(あ、日本以外の国もあるのを
忘れてた書き終わりです)