��5年前、会員番号99番から
お土産にマリモをもらった。
あの阿寒湖のマリモです。
結婚に反対された男女が湖に飛び込んで
マリモになった・・・
そんなようなお話が書いてあったと思うけど
そんなことは私にはどうでもいい。
私の興味は
「いつ分裂(増える)するんだろう?」(わくわく)
それだけだった。
しかし15年経った今も、
増える気配はない。
あ!分裂しかけ!
・・・と思ったことも何度かあったけど
表面の藻がちょっとめくれただけで終わった。
先日、マリモの形がちょい崩れ、
中から白っぽいものが。
「偽物のマリモがある」
そんな噂を聞いたことがあるので
ええええ!!!!まさかっ!!!!!
と愕然とした。
この15年間、きちんとお水を変えて
ワクワクしてきたのに、
「我が家のマリモ、偽物説」が今になって浮上だ。
ふっ・・・ふざけるなぁーーーーー!!(涙)
もちろん電話した、会員番号99番に。
「ねぇ、15年前にマリモくれたよね?」
「ああ!あのマリモ!」
「ちょっとーどういうことよ!中に白いの見える!
絶対にプラスティークだよ!」
「そんなことより、
��5年もマリモ持っていたのに驚きですよ。(笑)」
「もうマリモ、いらないっ!いらないっ!!」
「ははは!今度送りますよ、本物。」
「いらない!」
偽物マリモだといっても15年も共にした仲。
今日もお水を変えた。つい。もう日課だよ・・・
相変わらずちょっと表面がめくれている。
それで、15年で初めてマリモに触れた。
だって、結婚を反対された恋人同士が
湖に飛び込んでマリモになったんでしょ?
静かに眠っているのに起こすのは可哀想。
触れてはいけない神聖なもののような気がしていたの。
瓶に詰められて、車に乗せられて
東京まで連れてこられたけどね。
そして、触れたマリモの中身は・・・ふよふよ。
「藻」だった!
ホント?プラスティークじゃない!本物だぁ!
という喜びは束の間。
ウィキペディアにこんな項目が。
『観光地などで「養殖マリモ」の名で販売されているものは、
地元漁協が釧路湿原国立公園内のシラルトロ湖で
採取したマリモ糸状体を人工的に丸めただけのものであり、
実際には「養殖」し増やしたものではない。』
君は丸められたのか?
マリモに問うが返事は当然ない。
��5年過ごした仲だし、
もういいよ、君が丸められた藻でも。
ちなみにマリモは光合成が必要。
日光のない場所に暫く置いていたので
今日から太陽の光もあげる。
「マリモ」と名付けた藻を
飼っていると思えばいいや。
これは本物のマリモの画像。