2022年9月28日水曜日

SM怪談:悪いのは私だった ① By Rie Asagiri

なぜ夏に怪談?と書いたところ
M紳士から【こちら】をいただきました。
M様、ありがとうね😃
歌舞伎のお話や身体の変化等、
面白いことがたくさんです!

ヨーロッパでは(正確にはカソリック)
11月は死者の月で、死者の日もあり、
日本のお盆と言われました。
人々の話では暗い月という印象です。
11月第1週にクリスマスの飾りが開始、
毎週少しづつ増えてゆきます。
クリスマスマーケットも始まりますが、
これがなければ暗い月なのかも。

メキシコの死者の日は行ったことないけど、
画像でみる限り、明るいので正反対。
日本でもコスプレ祭りと化したハロウィンと
クリスマスやお正月に挟まれた11月は
暗い印象はないのですが。

さて。

まだプレイルームがあった頃のお話です。
昔からの読者はご存知でしょうが
私がブリュッセルにいた頃、
日白のダンジョン作りに熱心、かつ、
BDSMやダンジョンに関するものを
足を使って探していました。
現場で感じる空気や雰囲気、
偶然出会った人からの話は、
ネット上にはなかったものが多いので、
細かく動き回っていました。
語学が苦手なので効率悪くね…😣

ベルギーのブルージュという
中世で止まった田舎町に
【グルーニング美術館】があります。
フランダースから近代まで幅が豊富。
【ヒエロニムス・ボス】の地獄絵も多く、
怖がっている人も多かったです。
印象派の作品から感じるものと
もう、真逆のトリップ。


↑ご覧のとおりに
ボスの絵に出てくるキャラクターは
不気味だけどユニークで色鮮やか。
ホラー&スプラッター映画は苦手ですが
みんなと違って恐怖はなかった私。

ブリューケルの、
とくにスケートの絵など見てると↓
細かく描かれた人物の個性や背景を
想像しながら、いちいち見ます。
え?みんなは見ない?

スケート場の地獄版のように、
地獄の中の人を細かく見る。
小さなひとりひとりが生きている、
地獄なのに。
怖いはずなのにユニークなのです。

この美術館の中で、
怖い1枚を目にしました。
悪いのは私だった話なんですが…😓
そろそろ出かける時間なので
また明日。