2020年1月26日日曜日

りりこ様 退店と「むやみやたらにSMをしたい」

急ですが、今月末をもって
りりこ様が退店します。
でも、SMはやめないのでご安心を。
Amarcordも続けますし、
またどこかですぐに会えるはずです。
りりこ様の言葉。
「死ぬまでSMやります!」
逞しい、がんばれ!

ご存知のように
りりこ様は元海上自衛隊。
いろんなご職業や経歴をお持ちの女性が
当店にはいらっしゃいましたが、
自衛隊は初めてでした。

入店時のりりこ様の髪は淡いピンク。
コンサバティブであったり、
女性らしいスタイルを好む会員様が
圧倒的に多いので挑戦でした。
自衛隊では当然、抑圧もある。
できなかったことをやってみたいのは、
若い女性なら当たり前。
そう思っていましたが、
実はあのピンクの髪は
りりこ様の叫びだったんじゃないかと。

むやみやたらにSMをしたい。
とにかくSMを求めて上京。
そんな印象だった。
でも、どうしていいのかわからなく
膿や毒のようなものが渦巻く状態。
この世界に何かある、
直感だけで面接に来たんだと思う。

自衛隊の任務のお話はブログで
時々、語られていました。
遠い異国の地に赴いたこともある。
常に死と隣り合わせの任務で、
言葉にできない思いがあったでしょう。
20代前半の女の子が受け止めるには
重いものということしか想像できない。
りりこ様のことだから、
それを淡々と受け止めてきたのでしょう。
もう吐き出していい頃。
もっといろんなSMのかたちを
見てみればいいと思う。
航海に行っておいで。

短い間でしたが
会員の皆様、有難うございました。
これからも応援してあげて下さい。
______

「むやみやたらにSMをしたい」
…思えば私もそうだったわぁ。
よくわからないけど、
むやみやたらにSMしたかった。
SMクラブならプライベートと違って、
「すごいM男」に会えると思ってた。
如何にもSMビデオみたいなことが
どうぞ!と用意されてると
勘違いしていたんだよね。
(この時点で映画は観たことあるけど
SMビデオは観たことないから
あくまでもイメージね)

しかし、そんな美味しい話はない。
自分の力量で相手が変わる。
イメージの現実化は
能動的に自分でやるしかない。
S女たるもの、
そんなことは当然なんだけど
「むやみやたらに」突っ走ったので
後になって気が付いた。

25歳の秋。
枯れ葉がひらり。

それでも、
あまりにも「むやみやたらに」
走っていたので、
ついてきてくれるM男性だけは多かった。
(君たちも大変だったね)
イメージを一体化することと、
身体を育ててあげることで、
肉体的にエスカレートしていった。
いわゆる、皆様の仰るハードプレイ。
肉体が心に従ったり、
心が肉体を引っ張ったり、
それはそれは面白かった。
自由自在、Elastic~。
やってはいけない域までいったわね。
精神的な追い込みも。
折り返し地点までいって引き返した。

でも、
「むやみやたら」はいつか終わりが来る。
これも当たり前なんだけど
肉体には限界がある。
精神はもろく壊れる。
立ち入ってはいけない領域なんだ、
ここからはSMじゃない。
そう直感してからは
今までSM中心だったのが、
BDの面白さもわかり、
BDSMになった。

とにかくSMプレイで
イメージの現実化は面白かった。
でも大変よ。
下準備、お道具、知識、
プレイ&コミュニケーションスキル、
伝えたいことのボキャ化…
よくSMクラブの求人で
「男性をいじめるだけで稼げます」
「過激な性サービスはありません。
誰でもできる簡単なお仕事です」
ってのがあるけど、絶対嘘。
大変で、それ以上に面白いよ。

「むやみやたら」な時期。
これも必要だよね。
最近、何かに熱中していますか?



ピンクの髪のバービー発見。
タトゥもある。
こんなバービーあるなんてびっくり。